公認会計士の予備校おすすめ比較|現役会計士がCPA会計学院をすすめる理由
こんにちは、公認会計士のまるめがねです。
今回は、公認会計士を目指そうと決めて「予備校はどこがいいか」を検討している方に向けて書いてみます。
予備校は、合格までの数年間お世話になる存在です。だからこそ、どこを選ぶかはとても重要。予備校選びで失敗しないために、現役の公認会計士である私が、おすすめの予備校をお教えします。
私自身は、資格の大原の公認会計士講座を受けて合格しました。ただ、今の状況を鑑みると、おすすめはCPA会計学院です。
なぜ大原出身の私がCPAをすすめるのか――理由が知りたい方は、ぜひこの記事を読んでみてください。この記事では、母校びいきも特定の予備校へのえこひいきもなく、現役会計士の視点で忖度なく比較します。
結論|公認会計士の予備校で迷ったらCPA会計学院
まず結論と、その理由を3つお伝えします。
理由①:合格者のシェア
私は公認会計士試験に限らず、受験において予備校は、受験者・合格者のシェアが高いところを選んでおくのが無難だと考えています。相対評価の試験では、多くの受験生が使う教材や答練で学べることが得になるからです(くわしくは次の章で説明します)。そして今、そのシェアが最も高いのがCPA会計学院です。
出典:CPA会計学院 公式サイト
実際、私が受験したときは、当時最もシェアが高かった大原を選びました。私の同期は大原出身が多いです。 ところが後輩たちと話していると、最近の合格者は大半がCPA出身で、ここ数年でシェアが完全にCPAに移っているのを実感します。
理由②:講師の質
どの予備校にも、しっかりした実力派の講師がいらっしゃいます。ここも大きな優劣はつきにくい部分です。
ただ、CPAについては、他の大手予備校から実力ある講師を引き抜く動きがあります。これは業界最大手ゆえの資本力でしょう。良い講師が集まる仕組みを持っているのは、CPAの強みと言えます。
理由③:サポート体制
CPAは、講師やチューターに相談できるサポート体制が整っています。
ただ正直に言うと、この点は大原・TACにも同様のサービスがあり、そこまで大きな差はありません。「CPAだけが手厚い」というより、「大手はどこも整っている」というのが実態です。
予備校選びで効いてくるのは、教材やサポートの細かな違いよりも 「合格者のシェア」。多数派が使う教材・答練で学べることが、相対評価の試験では重要。そのシェアが、今はCPA会計学院に大きく傾いている。
そもそも予備校選びで本当に大事なのは「合格者のシェア」
結論の理由①をもう少し掘り下げます。ここが、この記事でいちばん伝えたい考え方です。
なぜ「合格者のシェア」が最重要なのか
公認会計士試験は、相対評価の試験です。満点を取る必要はなく、「他の受験生より上にいる」ことが合格条件。
ということは、多くの受験生が解いている問題を、自分も確実に解けることが何より大事になります。そして多くの受験生は、シェアの高い予備校の教材・答練で学んでいます。
つまり、合格者のシェアが高い予備校を選ぶ=**「みんなが対策している論点を、自分も同じ土俵で対策できる」**ということ。これが、シェアを最重視する理由です。
教材・サポートで大きな差はつかない
「A校の教材は神」「B校のサポートが手厚い」といった評判はよく見かけます。でも、現役会計士の実感としては、そこまで決定的な差ではありません。
理由はシンプルで、各校が互いの良いところを取り込み続けているから。どこかが画期的な教材を出せば、他校もすぐ追随します。長い目で見れば、教材・サポートの差は埋まっていくのです。
こだわりがなければ、シェアが高い予備校を選んでおくのがアンパイ
教材・サポートで大差がつかないなら、残る決め手は合格者のシェア。そして今、そのシェアがもっとも高いのがCPA会計学院です。
もちろん、「この講師に習いたい」「通いやすさ重視」など、明確なこだわりがあるならそれを優先して構いません。ただ、特にこだわりがないなら、シェアが高い予備校を選んでおくのが無難です。多数派と同じ土俵で対策できるぶん、大きく外すことがありません。
「昔は大原・TACが二強だった」という情報は、もう古いかもしれません。自分が受験する“今”のシェアで判断するのが安心です。
相対評価の試験では「多数派と同じ土俵で対策できる」ことが合格に直結する。教材・サポートは各校が追随し合うため差がつきにくいので、特にこだわりがなければ、“今”シェアが高い予備校を選んでおくのがアンパイ。過去の二強イメージではなく、現在のシェアで判断を。
主要予備校を比較(CPA・大原・TAC・クレアール・LEC・スタディング)
主要6校を、合格者のシェア・受講スタイル・料金感・特徴で並べてみます。
※「合格者シェア」「料金感」の評価(◎○△など)は、各種公表情報をもとにした筆者の主観的な評価です。料金は変動するため、正確な金額は必ず各校の公式サイトで最新をご確認ください。
| 予備校 | 合格者シェア | スタイル | 料金感 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| CPA会計学院 | ◎ トップ | 通学・通信 | やや高め | 近年シェア最大。合格者シェアを強く訴求 |
| 資格の大原 | ○ | 通学・通信 | 標準〜高め | 老舗の大手。実績と安定感 |
| TAC | ○ | 通学・通信 | 標準〜高め | 老舗の大手。商社・大企業との繋がり |
| クレアール | △ | 通信特化 | 安め | 通信専門。価格を抑えたい人向け |
| スタディング | △ | 通信特化 | 最安クラス | スマホ完結。社会人・コスト最優先向け |
| LEC | △ | 通学・通信 | 比較的安め | 中堅。コスパ訴求 |
簡単に各校を講評します。
- CPA会計学院:今いちばん勢いのある予備校。合格者シェアの高さがそのまま強みになる。今から目指すなら第一候補。
- 大原・TAC:長年の実績がある大手二強。教材・サポートの完成度は高く、選んで失敗はしない。ただシェアでは近年CPAに押されている。
- クレアール・スタディング:通信に特化し、価格を抑えられるのが魅力。通学の時間が取れない社会人や、費用を最優先する人の選択肢。ただし合格者のシェアという観点では大手に及ばない。
- LEC:中堅で、コストと内容のバランス型。
通信3校(クレアール・スタディング・LEC)は、私自身が通った経験はないため、一般的な評判・特徴をもとにした評価です。通学系(CPA・大原・TAC)については、現役会計士としての実感を込めています。
通学で本気を出すなら CPA・大原・TAC の大手3校が軸。費用を抑えたい・通信で進めたいなら クレアール・スタディング・LEC も選択肢。ただし「合格者のシェア」で選ぶなら、今はCPAが頭一つ抜けている。
予備校選びでよくある質問(FAQ)
独学で合格はできない?
不可能ではありませんが、おすすめしません。前述のとおり、試験は相対評価。多くの受験生が予備校の教材・答練で対策しているなかで、独学はその土俵に乗れず、情報面で大きく不利になります。費用を惜しんで遠回りするより、予備校を使って最短で合格する方が、結果的にコスパは良くなります。
社会人でも働きながら通える?
通えます。実際、社会人受験生は少なくありません。通学が難しければ、**通信(WEB講義)**を活用する手があります。CPA・大原・TACも通信に対応していますし、スタディングのようにスマホ完結型もあります。ライフスタイルに合わせて選びましょう。
お金がなくても目指せる?費用を抑えるには
費用最優先なら、通信特化のスタディングやクレアールが候補になります。ただし、「安さ」だけで選ぶと合格者のシェアの面で不利になることもあります。費用とサポート内容のバランスを見て、納得して選ぶことが大切です。
独学はおすすめしない(相対評価で不利)。社会人は通信を活用すれば両立可能。費用は抑えられるが、安さだけで選ばず、費用とサポートのバランスで判断するのが失敗しないコツ。
まとめ
公認会計士の予備校選びについて、現役会計士の視点で比較してきました。要点を整理します。
- 予備校選びで最重要なのは 合格者のシェア
- 教材・サポートは各校が追随し合うため、大きな差はつきにくい
- そのシェアが、今もっとも高いのが CPA会計学院
- 大原・TACも実績十分。費用重視ならクレアール・スタディング・LECも選択肢
明確なこだわりがあるならそれを優先して構いませんが、特になければ、シェアの高い予備校を選んでおくのが無難です。自分のライフスタイルや予算と照らし合わせて、納得のいく一校を選んでください。
あわせて、公認会計士という資格そのものの価値も、ぜひ見てみてください。