公認会計士のリアル

スタディング公認会計士講座の料金・評判は?会計士が解説【2026年版】

※ 本記事にはプロモーション(広告)が含まれています。

「公認会計士の予備校って、みんな高い……スタディングなら10万円台らしいけど、安すぎて逆に不安」――そう感じたことはありませんか。

正直に言うと、もし私が今から受験生として予備校を選ぶ立場だったら、この安さにはかなり心が動いたと思います。1〜2年、下手をすればそれ以上付き合う相手に70万〜80万円は、大きな決断です。

結論から言うと、現時点では、多くの人にスタディングの公認会計士講座はおすすめできません。ただし、料金の安さを最優先したい人にとっては、検討の余地がゼロというわけでもありません。

この記事では、スタディング公認会計士講座の料金・評判・特徴を整理したうえで、なぜ多くの人にはおすすめしないのか、そしてどんな人になら向いているのかを、現役の公認会計士が正直に解説します。

※ 私自身はスタディングの受講経験がありません(資格の大原出身)。この記事は公式サイト・公開されている口コミなどの公表情報をもとに、第三者の立場で検証しています。

スタディングの公認会計士講座とは

ノートPCとスマホで動画講義を再生するイラスト。スタディングのオンライン完結型学習のイメージ
  • 2025年3月に開講した新興勢力
  • オンライン完結型
  • 講師は全員公認会計士資格保有

2025年3月に開講した新興勢力

スタディング公認会計士講座は、2025年3月に開講したばかりの新しい講座です。運営元のKIYOラーニング株式会社は、中小企業診断士や社労士など他資格の通信講座ではすでに実績があります。ただし、公認会計士講座としては後発にあたります。

オンライン完結型

校舎を持たない、フルオンライン完結型の講座です。講義視聴・問題演習・復習管理まで、スマホやタブレット1つで完結する設計になっています。校舎の運営・維持コストがかからない分、価格を抑えられているのが最大の特徴です。

講師は全員公認会計士資格保有

公式サイトによると、講師は全員が公認会計士資格を保有しています。財務会計論を担当する瀧本祐和講師は、実はもともと資格の大原の講師でした。私も受験生時代にお世話になっており、とても分かりやすい先生だったので、大原からの移籍という経歴には親近感があります。

まるめがね会計士

瀧本先生、大原時代に教わっていました。分かりやすい先生でしたよ。

ポイント

スタディングは2025年3月開講の新興講座。校舎を持たないオンライン完結型で、講師は全員公認会計士資格保有。財務会計論の瀧本講師は元・資格の大原の講師。

スタディングの料金は格安11万円台〜

電卓と値札とコインと下向き矢印のイラスト。スタディングの受講料の安さのイメージ

スタディングの最大の特徴は、なんといっても料金の安さです(2026年7月12日、公式サイト確認時点)。

コース 内容 料金(税込)
2027年合格パック 短答・論文対応 114,800円(分割:月々5,100円×24回〜)
2027年合格パック(冊子版問題集付き) 上記+印刷製本した問題集 184,800円(分割:月々8,200円×24回〜)
2028年合格パック 短答・論文対応 124,800円(分割:月々5,500円×24回〜)
2028年合格パック(冊子版問題集付き) 上記+印刷製本した問題集 194,800円(分割:月々8,600円×24回〜)

いずれのコースにも、学習Q&Aチケット50枚が含まれます。掲示板形式になっており、チケットがなくても他の受講生の質問と講師の回答を閲覧できる仕組みです。

スタディング公式サイトが公開している比較(下表)でも、価格差の大きさがわかります。

講座タイプ 目安の受講料
スタディング 約12万〜19万円
他社の通信講座 約30万〜40万円
他社の資格学校(通学) 約70万円

出典:スタディング公認会計士講座 公式サイト(スタディング調べ)

CPA会計学院・資格の大原・TACといった大手は、いずれも2年コースで77万〜80万円が相場です。それと比べると、スタディングは5分の1以下という水準になります(詳しい比較はこちらの記事)。

ただし、1点だけ注意があります。コースは「2027年合格パック」のように合格目標年度つきの設計です。目標年度の試験に届かなかった場合は、翌年版のコースを買い足すことになり、その分の追加費用(目安として約10万円〜)がかかります。「11万円台で受かる」のは、目標年度に一発で合格できた場合の話という点は押さえておきましょう。

割引制度も用意されています。

  • 学割:学生向けの割引
  • 受験経験者割:会計士試験の受験経験がある人向け
  • 乗り換え割:他の予備校からの乗り換え向け
  • 関連資格合格者割:簿記など関連資格の合格者向け

※ 料金・割引・キャンペーンの内容は変動します(記載は2026年7月時点)。最新の正確な情報は、必ずスタディング公認会計士講座 公式サイトでご確認ください。

ポイント

主軸コースは114,800円〜124,800円(税込)で、大手予備校の5分の1以下。ただし合格目標年度に届かなければ翌年版の買い足しが必要で、実質コストは受験年数次第

良い評判・口コミ

サムズアップとハートと吹き出しのイラスト。スタディングの良い評判のイメージ

正直に言うと、スタディング公認会計士講座は2025年開講と歴史が浅く、独自に集められる受講生の口コミはまだ多くありません。ここでは、公式サイトが打ち出している特徴と、ネット上で見られる評価の傾向を整理します。

  • 価格の安さ
  • AI学習機能
  • スキマ時間での学習

価格の安さ

やはり最大の魅力は価格です。大手予備校の5分の1以下の価格で、指導・実務経験のある講師陣の講義・教材にアクセスできます。価格の安さは、素直に評価できるポイントだと思います。

AI学習機能

「AI問題復習」など、AIを活用した学習アシスト機能が用意されています。間違えた問題を効率よく復習できる仕組みは、他の資格講座でスタディングが培ってきたノウハウが活きている部分でしょう。

スキマ時間での学習

講義・教材・問題演習のすべてがスマホ・タブレットに対応しており、通勤時間や隙間時間での学習がしやすい設計です。音声ダウンロードにも対応しているため、「耳で聞く学習」もできます。

ポイント

評判の中心は価格の安さ・AI学習機能・スキマ時間学習の3つ。ただし開講から日が浅く、口コミの絶対数はまだ少ない点は差し引いて見る必要がある。

悪い評判・口コミ

虫めがねと天秤と注意マークのイラスト。スタディングの悪い評判を慎重に確認するイメージ

良い面だけでなく、不安材料も正直に触れておきます。

  • 内容が易しめとの声がある
  • サポートがチケット制で限定的
  • 合格実績が公表されていない

内容が易しめとの声がある

資格情報サイトの口コミまとめでは、「講義が簡単すぎる」と感じる受講者がいるという指摘が見られます。特にすでに簿記など会計の基礎知識がある人にとっては、内容が物足りなく感じられる可能性があります。

サポートがチケット制で限定的

質問対応は「学習Q&Aチケット」制で、1チケットにつき1つの質問・相談ができる仕組みです。校舎で直接質問できる大手予備校と比べると、サポートの手厚さはシンプルだと言わざるを得ません。

合格実績が公表されていない

これが最も見過ごせないポイントです。2025年開講と歴史が浅く、合格実績は公表されていません(2026年7月時点)。他の予備校の評判記事でよく見る「合格者シェア◯%」のような裏付けが、現時点のスタディングにはないということです。

ポイント

不安材料は「内容が易しめ・サポートが限定的・合格実績の公表がない」の3つ。特に合格実績の裏付けがない点は、他の予備校と比較するうえで大きな差になる。

予備校は合格者のシェアで選ぶべき

円グラフと多数のドットの群れのイラスト。多数派のシェアで予備校を選ぶイメージ

ここからは、現役の公認会計士としての私の見解です。

私は、公認会計士試験の予備校選びは受験者・合格者のシェアが高いところを選ぶのが無難だと考えています。

理由は、公認会計士試験が相対評価の試験だからです。

  • 満点は不要。「他の受験生より上にいる」ことが合格条件
  • だから、多くの受験生が解ける問題を、自分も確実に解けることが最重要
  • そして多くの受験生は、シェアの高い予備校の教材・答練で学んでいる

つまり、シェアの高い予備校を選ぶことは「みんなが対策している論点を、自分も同じ土俵で対策できる」ということです。逆に、受講生の少ない教材で学ぶと、本番で「自分の予備校では扱いが薄かった論点」に出会うリスクが上がります。

スタディングは開講から日が浅く、受験生全体の中でスタディング利用者はまだ少数派です。合格実績の公表もありません。この物差しで見ると、スタディングは現時点では選びにくいというのが私の結論です。安さだけで選んで多数派の対策範囲を落としてしまえば、相対評価の試験では致命傷になりかねません。

ただし、この結論がすべての人に当てはまるわけではないとも思います。オンライン完結の格安講座にも、はまる人はいます。自分でスケジュールを立てて自律的に学習を進められる人なら、コストを抑えながら合格を狙う選択肢になり得ます。

まるめがね会計士

私が受験生だった頃は大原がシェア1位だったので大原を選びました。いまシェアが高いのはCPA会計学院です。

ポイント

相対評価の試験ではシェアの高い予備校を選ぶのが無難。利用者がまだ少数派で合格実績の公表もないスタディングは現時点では選びにくいが、自律的に学習を進められる人には検討の余地がある。

スタディングが向いている人・向いていない人

ここまでを踏まえて、判断基準を整理します。

向いている人

  • 受講料を最優先で抑えたい人
  • 自分でスケジュールを立てて学習を進められる、自律学習が得意な人
  • すでに簿記などの基礎知識があり、講義の物足りなさが気にならない人

向いていない人

  • 合格可能性を最優先したい人(シェア・実績データを重視する人)
  • 講師に対面で質問したい、手厚いサポートを求める人
  • 初学者で、学習の進め方から相談したい人

向いていない人に当てはまる場合は、CPA会計学院の評判記事予備校比較の記事もあわせてご覧ください。

ポイント

受講料を最優先したい・自律学習が得意な人にはスタディングも選択肢。合格可能性・サポートの手厚さを重視する人には他の大手予備校がおすすめ。

料金の安さだけで判断せず、実績のある予備校も含めて比較したい方は、まずCPA会計学院の資料請求で情報を比較してみることをおすすめします。

スタディング公認会計士講座のよくある質問(FAQ)

クエスチョンマークと複数の吹き出しのイラスト。よくある質問のイメージ
Q1. 合格実績の公表がないのは心配?

正直なところ、心配材料になり得ます。他の予備校の評判記事でよく紹介される「合格者シェア」のような裏付けが、2025年開講のスタディングにはまだありません。判断材料が少ない状態での申込みになる点は理解したうえで検討してください。

Q2. 独学とどう違う?

体系立てられた講義・教材・問題演習がセットになっている点が独学との違いです。学習計画や論点の網羅性を自分でゼロから組み立てる必要がない分、独学よりは進めやすいはずです。ただし、答練の量や質問対応の厚みが大手予備校と同水準かは、公表情報からは判断しきれません。

Q3. 割引はある?

学割・受験経験者割・乗り換え割・関連資格合格者割が用意されています。条件や割引額は変動するため、最新情報は公式サイトで確認してください。

Q4. CPAや大原と比べてどちらを選ぶべき?

合格可能性を最優先するなら、合格者シェアの実績があるCPA会計学院や資格の大原に分があります。料金を最優先で抑えたい、かつ自律的に学習を進められる自信があるなら、スタディングも選択肢に入ります。詳しくはCPA会計学院の評判記事予備校比較の記事もご覧ください。

ポイント

合格実績の公表がないのは正直に心配材料。独学よりは体系立てて学べるが、判断材料の少なさを理解したうえでの申込みになる。

まとめ:現時点では、多くの人にはおすすめしません

結論として、現時点でスタディングの公認会計士講座を、多くの人にはおすすめしません

この記事のポイントを振り返ります。

  • 料金は114,800円〜124,800円(税込)と、大手予備校の5分の1以下という圧倒的な安さ。ただし目標年度に届かなければ翌年版の買い足しが必要
  • 良い評判は価格・AI機能・スキマ学習。悪い評判は内容の易しさ・サポートの限定性・合格実績の公表がないこと
  • 相対評価の試験ではシェアの高い予備校を選ぶのが無難。利用者がまだ少数派のスタディングは現時点では選びにくい
  • ただし、受講料を最優先したい・自律学習が得意な人には検討の余地がある

私自身がいま予備校を選ぶなら、CPA会計学院を選びます。それでも、料金を理由に諦めたくない方は、まずはスタディングの資料や無料お試しコンテンツを確認してみるのも一つの手です。

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